アクセント、方言による違いは?
2020年6月30日
Q. 方言によっては必ず2拍目が上がる発音をしている例もあるように思いますが、実際はどうなのでしょうか。また、このようなアクセントの方言差はなぜ生じるのでしょうか。
A. 栃木県などの一部方言では、共通語で言う平板型と同様の発音しか用いない、すなわちアクセントの対立自体が存在しないことが知られています。こうした方言は一般に「無アクセント」と呼ばれ、アクセントの弁別機能が働かない例と見なされます。
アクセントの方言差が生まれるのには様々な偶発的要因が関わっており、どのような理由によるという一般化はできません。