敬語の5分類の内訳って?

Q. 敬語の5分類の内訳がよくわかりませんでした。

A. 5種類の内訳は以下のようなものです。

・尊敬語

 相手または第三者の行為・ものごと・状態について、その人物を立てて述べる。

 例)いらっしゃる、おっしゃる/お使いになる、ご利用になる/読まれる、始められる/

   お導き、ご出席、ご説明(説明する側を尊重)/お名前、ご近所、お手紙(手紙を出す側を尊重)/お忙しい、ご立派

・謙譲語I

 自分から相手側・第三者側に向かう行為・ものごとについて、その向かう先を立てて述べる。

例)伺う、申し上げる、お目にかかる/お届けする、ご案内する

ご説明(説明を受ける側を尊重)/お手紙(手紙を受け取る側を尊重)

・謙譲語II(丁重語)

 自分側の行為・ものごとなどを、相手に対して丁重に述べる。

 例)参る、申す、いたす/拙者、小社

・丁寧語

 話し相手に対して丁寧な述べ方をする表現。

 例)~です、~ます

・美化語

 ものごとを美化して述べる表現。 ※特定の人物に対する敬意を表すものとは異なる。

 例)お酒、お餅 など

satoyou
  • satoyou
  • 大学教員。主に日本語学系の授業を担当しています。

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