どうしてハ行の「濁音」は摩擦音ではないの?

Q. 同じ調音点・調音法の子音について無声と有声の対立がすなわち清濁の対立であるとするなら、どうしてパ行とバ行ではなくハ行とバ行が清音・濁音のペアとして扱われることになるのでしょうか。

A. 古いなぞかけに「母には二たびあひたれど父には一たびもあはず、これ何ぞ(答:くちびる)」というものがあり、ハ行の発音は元々両唇破裂音=現在のパ行と同様の発音であったと推定されています。パ行(元のハ行)の発音は一度「りっぱ」「さんぽ」など一部の語中に現れる例を除いて失われたのが、現代においては外来語(パーティー、プール……)において語頭にも立つようになっているというのが実情です。

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