音声と音素の関係って?

Q. IPAはある音に絶対的に対応する発音記号のようなものだということは分かりますが、音素はどのような基準で表記するのでしょうか。また、学習の際には基本的にはローマ字表記で、例外的なものを覚えていくという認識でよろしいでしょうか。

そもそも音素表記は何のために使われるのかも疑問です。発音を表すためならIPAの方が万国共通で断然良いと思うのですが…。

A. 音素とは、個々の言語において意味の違いを生む音(おん)どうしは別のグループに、意味の違いに影響しない音どうしは同じグループに、それぞれ振り分ける音(おと)のグループ分けを言います。これを整理しておくことはその言語においてどの音(おん)が必要でどれが不要であるかを知り、また学習者の母語とは違うグループ分けの仕組みを理解させるために不可欠なことであって、第二言語習得においてもきわめて重要な意味を持つことになります。

一般的な音素表記はできるだけラテンアルファベットを用いて行うことが望ましいのですが、英語のように音素の多い言語では /θ/・/ŋ/などIPAにしか存在しない文字も併用しないと表しきれないということが起こってきます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です