死語(廃語)になる条件って何?
2020年11月9日
Q. 死語について、「廃語」と呼ぶのはどの程度一般的なのでしょうか。また、どのくらい用いられないとこれに該当するようになるのでしょうか。
A. あくまで言語学の専門語としては「廃語」の方が好ましいと考えられているだけで、日常語として「死語」を用いても通常問題視はされません。
死語(廃語)であるか否かはおおむね慣例によって決まるもので、明確な基準があるわけではありません。ただし、辞書における記述は一つの目安になるものではあります。たとえば用例が作例であれば現代通用の語(死語ではない)、古い文学作品などから用例が採られている場合は現代語で普通に使う語ではない(死語である可能性が高い)といった差別化は、多くの国語辞典に認められます。