日本語の方言はどうやってできたの?

Q. 日本語方言の差はいつ頃、どのようにして生じたのでしょうか。

A. 方言の差は、ある一つの(同じ)言語を用いていた集団が分離していく中で、様々な要因(他言語との接触、環境による動植物の違いなど)によって生じるものです。日本語で言うと、たとえば東北地方のアクセントが独特である一因として、アイヌとの交渉(=アイヌ語の影響)があるとする学説があります。

日本語の方言は有史以前から分化しており、たとえば『万葉集』の「防人歌」には東国の(編纂当時、政治・文化の中心があった関西とは大きく異なる)文法・語彙の特徴が顕著に表れています。こうした差がなぜ生じたかについては、そもそも記録が残っていないため、不明な点がほとんどです。

satoyou
  • satoyou
  • 大学教員。主に日本語学系の授業を担当しています。

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